
空間に、心に、ゆとりが生まれる。
ここちよい暮らしを届ける賃貸マンション。
「スタイリオ池上Well」
穏やかな空気が流れる、大田区池上。この地で740年以上の歴史を持つ池上本門寺を中心とした門前町に建つ「スタイリオ池上Well」。この街にどんな住まいがふさわしいと考えたのか。私たちの考えた、池上という街と賃貸マンションのあり方をご紹介します。

「スタイリオ池上Well」担当 東急株式会社 都市開発本部 都市戦略事業室
情報開発グループ 賃貸事業推進担当 関永翔太
コロナ禍の中にあって、
困難を極めた商品企画
まず、本プロジェクトの企画が立ち上がった時期は、ちょうど新型コロナウイルス感染症が拡大している最中でした。
外出や行動が大きく制限され、それがいつまで続くかもわからない。これまで当たり前とされたライフスタイルが非日常となる可能性もあり、コロナ後の社会を見据えて計画を進めることは極めて困難な状況でしたが、そんな時代だからこそ、私たちは、本プロジェクトがこれからの社会に対して新しい住まいの価値観を提案するものにしなければならないという想いをいっそう強くしました。

「Well」という名前に込めた想い。
新しい暮らし方、働き方の提案
コロナ禍が続く中で、働き方もテレワークが新しいスタンダードとなり、家でより長い時間を過ごすというスタイルが定着してきました。私たちは、これを踏まえて、新しいライフスタイルやワークスタイルを快適にする賃貸マンションのあり方をディスカッションしました。そこから生まれたのが、Wellness(健康的な暮らし)とWellbeing(幸福な暮らし)を実現する「Well」というコンセプトです。
「健康的な暮らし」については、コロナ禍という時代性はもちろん、池上という立地の特性にも基づいたもの。池上本門寺周辺をはじめ豊かな自然が多く、寺町情緒あふれる穏やかな街並みは、大田区の都市計画マスタープランにおいて、“地域のまちづくり拠点”、“水と緑の拠点”、“歴史・文化の拠点”に位置づけられています。そんな、穏やかで、自然豊かで、文化的な街で「幸福な暮らし」を送っていただきたい。この考えのもと、外観デザインも、共用部も、居住空間も企画しました。

池上本門寺
マンションに木のぬくもりを。
和モダンのデザイン
「Well」とコンセプトのもと、デザインにおける大きな特徴は、「木」のぬくもりを感じること。私たち東急は、住まいづくりを通してまちづくりを行っています。本物件の外観に関しても、街との親和性を考えてデザインに反映しています。そこには、歴史ある木造建築である池上本門寺、そして池上駅の存在があります。池上駅は2020年に新駅舎が開業しましたが、その際に旧池上駅舎で使われていた古材“えきもく”を再活用し、住民のみなさまの記憶を継承しました。私たちのマンションも、街に溶けこみながら愛される存在になりたいと考えました。

東急池上線「池上」駅
水平垂直ラインとガラス手摺を採用したスタイリッシュな外観は、バルコニーの天井と壁の一部に木目調のデザインを施し、洗練とぬくもりを感じる「和モダン」の建物をつくりあげました。周囲には白系の建物が多かったことから、本物件も濃色ではなく、白系のカラーリングにすることで、街並みとの調和を図っています。

スタイリオ池上WeLL 外観
天然素材が優しく迎え入れる
エントランス
床や壁に天然石を使ったエントランスを入ると、天然木でデザインされた壁・柔らかな空間が住民の方々を迎え入れます。そのまま歩みを進めると、正面の壁にアートがあらわれます。モザイク状のデザインが印象的ですが、その一つひとつに不要になった布が使われているエコな作品です。木や天然石、布などの自然素材に包まれた和モダンな空間が、洗練とぬくもりの空気感を醸し出しています。

スタイリオ池上WeLL エントランス
働き方をもっと自由にする
「1.5thプレイス」という空間
共用部については、アフターコロナを想定した新しい働き方、新しいライフスタイルに合致した空間を提案しました。その象徴といえるのが「1.5thプレイス」です。住む場所は1stプレイス、働く場所は2ndプレイス。これからは、必ずしも2ndプレイスに出勤することが日常ではなくなると考え、住まいでも職場でもない、個室のワークブースをつくりました。自室でのテレワークに加え、家族を気づかったり、気持ちを切り替えたりする際に自由に使えるスペースです。

スタイリオ池上WeLL 個室のワークスブース
本物件の共用部におけるもう一つの魅力は、「ルーフトップ」です。周囲に低層住宅が広がる街並みを、屋上からぐるりと360°見渡すことができます。大きな空を眺めてテレワークの気分転換をしたり、読書やストレッチをしたり、夏には多摩川の花火大会を楽しむことも。自由な楽しみ方で、心も体も健やかにしていただける空間です。

スタイリオ池上WeLL ルーフトップ
さまざまなライフスタイルに寄り添う
多彩なプランニング
コロナ禍以降、家で過ごす時間が増えることが想定されたので、おうち時間の充実は大きなテーマでした。穏やかで商店街も充実した池上の街の特性も考え、単身の方からファミリーまでに対応する1ルーム、1K、1LDK、2LDKというバリエーション豊かなプランを揃えました。見晴らしのいい立地なので、上層階にはルーフバルコニー住戸も用意しました。

スタイリオ池上WeLL 外観
部屋の仕切りも引き戸にすることで、ひとつながりにも個室としても使える、さらに1Kタイプにはテレワークを想定してワークデスクを据えつけています。収納についても、1LDKにウォークインクロゼットやシューズクロークを設けたり、スペースを有効利用して収納を増やして、すっきりした住空間で暮らせるよう配慮しています。さらに、間口を広く取ることで、視覚的にも部屋の広さを感じられる工夫を施しています。

スタイリオ池上WeLL 引き戸を部屋の仕切りに

スタイリオ池上WeLL 備え付けのワークデスク
コロナ禍を機に企画されたWellness(健康的な暮らし)でWellbeing(幸福な暮らし)な住まいは、時代を超えて心地よい日常をもたらすと実感しています。このマンションに住んでよかった、池上という街に住んでよかったと思っていただけたらうれしいです。