KINOWA

実りある「路地」の庭

「安心して子供を遊ばせながら、緑も楽しむ、そんな庭が生活の一部になれる集合住宅です」

建築家・山本健太郎(Kaデザイン)

東急田園都市線「江田」の駅前という立地条件をもとに、共働きのディンクスから子育て中の夫婦といった住人を想定した、全部で19世帯からなる低層のタウンハウスです。駅前でも安心して子育てができることを目指し、庭づくりにも力を入れています。コンセプトはアウトドアリビング。天気のいい日は戸外もリビングの延長のようにリラクゼーションスペースとして使ってほしい。

プロジェクトにはランドスケープデザインの専門家として(有)マインドスケープが参加し、ボダイジュをシンボルツリーとして共用の庭に、その他各住戸の庭にはザクロ、ナツメなどの実のなる木を植える予定です。そこはいわば自分たち(入居者)専用の庭。実のなる木は住人同士や子供たちのコミュニケーションツールとなるはず。管理者にとってはメンテナンスが大変かもしれないけれど(笑)、住む人たちには楽しみがいろいろありそう。収穫祭とかね。

各住戸には、光庭を設けたり、外との繋がりを生かしたりと、内部空間は開放的な印象。その一方で、プライバシーの確保には十分気を遣っています。周辺環境も考え、上から見たときの屋根の美しさにも配慮しました。